銀行カードローン審査基準や流れは?通過出来ない人の特徴

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銀行は消費者金融より低金利で借り入れ可能?

計算

 

銀行カードローンと消費者金融カードローンの金利を比べると、上限金利でみると大体3.0〜4.0%ほどの差があります。

 

そして、実際3.0〜4.0%ほど銀行カードローンの方が消費者金融よりも低金利に設定されていることが多いです。

 

主な銀行と消費者金融の金利

銀行カードローン

  • 三井住友銀行カードローン=年4.0〜14.5%
  • みずほ銀行カードローン=年2.0〜14.0%
  • 三菱東京UFJ銀行カードローン バンクイック=年1.8〜14.6%
  • オリックス銀行カードローン=年1.7〜17.8%
  • じぶん銀行カードローン=年2.2%〜17.5%
  • 新生銀行カードローン レイク=年4.5〜18.0%

消費者金融カードローン

  • プロミス=年4.5〜17.8%
  • モビット=年3.0〜18.0%
  • アコム=年3.0〜18.0%
  • アイフル=年4.5〜18.0%
  • ノーローン=年4.9〜18.0%

 

しかし、カードローン契約先の銀行や借り入れ額によっては、消費者金融カードローンと大差ない金利での借り入れとなってしまう事もあります。

 

消費者金融カードローンの金利は、100万円以下の借り入れの場合、基本的に18.0%の金利が適用されます。

 

銀行カードローンの金利設定の平均は、100万円以下の借り入れの際、14.0%前後が適用されることが多いです。

 

100万円以上の借り入れになると、消費者金融は総量規制により15.0%までの金利設定での貸付が定められています。

 

銀行の場合はその範囲ではないのですが、銀行カードローンで100万円以上借り入れをする場合、15.0%よりも低金利で借りられることが多いです。

 

借り入れ100万円以上が低金利な銀行カードローン

銀行カードローン

限度額

金利

三井住友銀行カードローン

100万円超200万円以下

年10.0〜12.0%

みずほ銀行カードローン

100万円以上200万円未満

年12.0%

(住宅ローン併用で-0.5%=年11.5%)

三菱東京UFJ銀行カードローン バンクイック

100万円超200万円以下

年10.6〜13.6%

オリックス銀行カードローン

100万円

100万円超150万円以下

年6.0〜14.8%

 

みずほ銀行カードローンは、限度額毎に設定されている金利が一律です。

 

それに対して、限度額毎での金利設定でも下限金利と上限金利両方を設けているカードローンもありますが、基本的にはその場合も上限金利の方が適用されます。

 

しかし、返済実績を積んだり、長く属性や信用情報の状態が良ければ、限度額毎の金利設定の範囲内での上限金利の引き下げはされる可能性はあるでしょう。

 

その様な点を考慮すると、三井住友銀行カードローンや三菱東京UFJ銀行カードローン バンクイック、オリックス銀行カードローンのように、下限金利が設定されているカードローンも魅力的といるでしょう。

 

ただし、限度額も金利もカードローン審査で決まりますから、誰でもが100万円を低金利で借りられるとは限りません。

 

低金利=利息が少ない=お得!

 

調べる

 

そもそも低金利である事にそこまで重要性があるの?と思う方もいるかもしれません。

 

結論から述べてしまえば、短期間で完済できるような少額借り入れであれば、そこまで金利の低さだけにこだわる必要はありません。

 

しかし、借入額が10万円よりも50万円、それよりも100万円、200万円と高額になるにつれ金利による利息の差額は大きくなります。

 

一つ例として、10万円と100万円を金利14.0%と18.0%でそれぞれ1ヶ月借りた際の利息額を算出してみましょう。

 

利息を割り出す計算式は、借り入れ額×金利÷365日×借り入れ日数となっています。

 

まずは、10万円を借りたときの利息の差を見てみましょう。

 

100,000×0.18÷365×30=1,479.452… 約1,479円

 

100,000×0.14÷365×30=1,150.684… 約1,151円

 

借り入れ額10万円の時の金利差4.0%の利息の差は約328円です。

 

そこまで金銭状況に影響を与えることはないといえる金額でしょう。

 

次は、100万円を借りたときの利息の差を見てみます。

 

1000,000×0.18÷365×30=14,794.520… 約14,795円

 

1000,000×0.14÷365×30=11,506.849… 約11,507円

 

借り入れ額100万円の時の金利差4.0%の利息の差は約3288円です。

 

ひと月で支出する金額が約3千円ほども違うのは見過ごす事が出来ないと思います。

 

加えて、上記の例は1カ月当たりの利息額ですが、完済までに金利による利息の差が重なっていくわけなので、低金利である方が良いのです。

 

ただ、金利だけでなく借り入れ日数、つまり返済期間が短いのと長いのとでも利息額は変わります。

 

返済期間が短い方が利息は少なく済みます。

 

その為、低金利カードローンの審査通過が出来ず高めの金利で借り入れることになってしまった場合には、短期間で完済することをオススメします。

 

少額の借り入れだと高金利な銀行カードローンがある?

 

はてな

 

カードローンの金利は、上記の各金融機関の設定を見ても分かるように幅があります。

 

少ない数値の方を下限金利、一番多い方の数値を上限金利といいますが、借り入れ額が100万円以下だと、銀行でも消費者金融でも上限金利が適用されることが多いです。

 

そうすると、上記の金利設定の例の中で挙げたオリックス銀行や新生銀行 レイク、じぶん銀行のカードローンの場合、ほとんど消費者金融と変わらない金利が適用されることになります。

 

その為、少額の借り入れの場合、例え銀行カードローンでの契約でも、上限金利の設定に気を付けて借り入れ検討をする必要があります。

 

では、100万円以上の借り入れ希望額で銀行カードローンに申込んだ方が良いのか?といえば、自分の返済能力に自信があるならそれでも良いでしょう。

 

ただし、返済能力といっても、ただ収入が高額であるだけでは、高額希望の場合なかなか銀行カードローン審査に無事通過するのは難しいといえます。

 

基本的に、新規借り入れ契約でカードローン申し込みをして、問題なく審査に通過できる金額は50万円までといわれています。

 

その様な点を考慮すると、銀行カードローンで少額の借り入れをするなら、あらかじめ上限金利が低金利なメガバンクでのカードローン契約を検討するのが良いでしょう。

 

上限金利が消費者金融より低金利な銀行カードローンであれば、借り入れ額100万円以下で、例えば借入額が50万円だろうと10万円以下だろうと、14%ほどの金利で借り入れが出来るのです。

 

では、下限金利がどれだけ低くても意味はないのか?という疑問を抱く方もいると思います。
少額借り入れの場合は、やはりあまり下限金利の低さ関係ないといえるでしょう。
しかし、例えばおまとめローンなどで借り入れ残高が200万円以上にでもなる際は、下限金利が低い方がより低金利で借り入れが出来る可能性があります。
基本的に適用される限度額が100〜150万円以上になると、金利が下限金利に少し近くなるので、その様な時は下限金利の低さにも注目すると良いでしょう。

 

金利が高い銀行カードローンのメリットはある?

 

低金利で借りたいなら、上限金利が消費者金融カードローンより低い銀行カードローンがオススメなのは先述の通りです。

 

しかし、じゃあ上限金利が高い銀行カードローンは良くないのか?といえば、一概には言えません。

 

というのは、上限金利が高い銀行カードローンでも、例えば100万円以上の高額借り入れの場合、消費者金融の15.0%よりも低い金利が適用されることがあります。

 

加えて、特に金利が高めのネット銀行カードローンがそうですが、借り換え・おまとめに対応していたりします。

 

すると、おまとめローンの時などは、借り入れ希望額が100万円を超えることも珍しくないでしょうから、上限金利がそのまま適用されてしまう事がありません。

 

また、金利設定の中に貸し倒れ分を見込んで、上限金利を高めにしている銀行カードローンは、保証会社が複数ありそのどれかから保証が受けられれば、審査通過になります。

 

その為、自身の借り入れ目的によっては、上限金利が高めの銀行カードローンを選ぶのも悪くないといえるでしょう。

 

銀行カードローンよりも低金利なローンはあるのか?

 

選択

 

ちなみに、カードローンは様々あるローンの種類の中では、金利が高い方となっています。

 

というのは、カードローンは原則、担保・保証人なしで資金用途自由に利用できる、非常に自由度の高いローンだからです。

 

その為、もし借り入れ契約者が返済不能に陥った時に、貸し倒れてしまうリスクが大きいため、そのリスクを見込んだ利率に設定されています。

 

カードローンよりも低金利なローン契約
  • 目的ローン
  • 銀行フリーローン(担保・保証料有)
  • 公的融資

 

目的ローンは特定の資金用途での利用のみ可能なローンです。

 

その為、資金用途が生活費や交遊費などの漠然としたものである場合には利用できませんが、その分低金利といえます。

 

明確な目的が決まっているなら、それにあった目的ローンなどで借り入れをした方が低金利でのローン契約が出来るでしょう。

 

有担保で且つ保証料を別途支払う必要のある銀行フリーローンも低金利です。

 

担保もしくは保証料という、金利とは別の部分で貸し倒れリスクが低減されるので、カードローンよりも基本的に低金利で借り入れが可能です。

 

目的ローンや銀行フリーローンは、借り入れ額や資金用途にもよりますが、10%以下の金利での借り入れが可能な場合がある為、カードローンよりも審査が厳しめといえます。

 

また、民間の金融機関ではなく、国や自治体から公的融資を受ける場合には、5%以下の金利が適用されることが多いです。

 

しかし、いずれもカードローンと比べると審査のハードルが高めで、融資までに時間がかかります。

 

加えて、カードローンは限度額内の範囲で繰り返し借り入れが可能ですが、先述したローンでの借り入れでは基本的に契約時の借り入れ一回のみです。

 

借りた金額そのもの(元金)以上に余計な利息を払わないようにするには、低金利で借りることは確かに大事です。

 

ただし、金利の低さだけを見てローンを組むと失敗してしまう事もあります。

 

自身の借り入れ希望や与信状態などを、よくよく考慮して目的にあった借り入れをすることも金利と同じくらい重要なことといえるでしょう。