銀行カードローンでも最短即日借り入れ可能?
このページでは銀行カードローンの即日融資の可能性について説明していますが、2018年1月以降は銀行での即日審査及び即日融資が停止となっています。
銀行の即日融資停止について詳しくはこのページ下部をご覧ください。
少し前までは、カードローン契約の際の最短即日融資といえば、断然消費者金融の方が有利でした。
ところが、昨今は銀行でも消費者金融の貸し付けのノウハウを取り入れたこともあり、銀行カードローンでの最短即日借り入れも可能です。
ただし、メガバンクは何かしらの条件や手順を満たすことで、最短即日融資対応をしていますが、地方銀行などの中には即日対応していないところもあるので、注意が必要です。
また、振り込みで融資を受ける場合は、曜日や時間に制限があるので、カードローン申し込みから契約・振り込み手続きが指定の時間までに出来るかも重要です。
銀行カードローン即日融資ポイント
- カードローン申し込みは午前中に済ませる。
- 自動契約機がある銀行で契約する。
- 口座があるまたは口座開設不要の銀行を選ぶ。
基本的に、カードローン契約は申し込みを融資が受けたい日の午前中にするか、前日の夜のうちに済ませておくのが望ましいです。
最近は最短審査30分というカードローンもありますが、いつでも誰でもが最短時間で審査が完了するとは限りません。
カードローン審査に通過しない事には、融資は受けられませんから、なるべく早い時時間に申し込みをして審査を終わらせておくのが良いでしょう。
また、上記の即日融資を受けるためのポイントは、銀行だけでなく消費者金融のカードローンでも同じように大切です。
ただ、消費者金融の場合は、口座開設は原則不要で、特定のサービスを受けたい場合のみ金融機関指定の口座が必要となります。
銀行カードローンで最短即日借り入れし易い方法とは?
銀行カードローンで、なるべく自由に最短即日借り入れをするなら、振り込み融資対応になるWEB完結ではなく、ローンカードを発行しての契約が良いです。
ローンカードを発行してのカードローン契約なら、借り入れも返済もATMから可能なので、口座開設も不要で済みます。
その際、ローンカードの発行を郵送ではなく、自動契約機からする事で、申し込み当日中に借り入れが可能です。
郵送物は、カードローン申し込み当日のうちに届くことはありませんから、最短即日で借り入れがしたい場合は絶対にローンカードの発行方法に郵送を選択しないようにしましょう。
その為、カードローン契約手続きに利用できる自動契約機がある銀行を契約先に選ぶ事も、最短即日融資を受ける可能性を高める条件といえるでしょう。
自動契約機がある銀行
- 三井住友銀行
- 三菱東京UFJ銀行
- 新生銀行
また、振り込み融資の場合は、最短即日対応してもらえる時間が、大体平日の正午〜14時くらいまでとなっています。
しかし、自動契約機でローンカードを発行する場合は、自動契約機の営業時間内であれば最短即日借り入れが可能です。
自動契約機が稼働していることで、振り込み最短即日融資対応時間よりも遅い時間でも、ローンカードが受け取れATMから最短即日融資を受けることが出来ます。
基本的に、自動契約機は平日であれば21時〜22時くらいまで稼働しています。
土日祝日の場合は、契約先の銀行自動契約機によっては17〜19時までと時間が短くなりますが、振り込み融資の場合は翌営業日の借り入れとなってしまう事を考えると、自動契約機の方が最短即日借り入れがし易いといえます。
時に、自動契約機ではローンカードの発行だけをすれば良いので、カードローン申し込みはネットからしても大丈夫です。
寧ろ、自動契約機で一からカードローン申し込みをすると、審査結果通達を待つ間自動契約機から動けないので、ネットから申し込み後自動契約機を利用する流れをオススメします。
また、基本的に自動契約機を設置している銀行は、土日祝日でもカードローン審査に対応していますが、そうでない銀行の場合は審査すら土日祝日は行っていないことがあります。
ちなみに、既に口座がありキャッシュカードも持っている銀行でのカードローン契約の場合は、キャッシュカード一体型ローン契約をするのも一つの方法です。
キャッシュカード一体型ローンで契約すると、手元のキャッシュカードがローンカードになるので、ATMから借り入れが可能となります。
キャッシュカード一体型ローンの場合、ローン専用カードを別途発行しないなら、自動契約機に赴いてローンカードを発行する手順が省けます。
審査通過し、契約締結後には手元のキャッシュカードで借り入れが可能となりますし、最短即日振込融資対応時間であれば、口座振り込みでの借り入れも可能です。
平日午前中に申込めるならWEB完結も最短即日?
銀行カードローンで最短即日借り入れをする場合、自動契約機を利用するのが確かに時間の縛りが緩く、確実性が高いです。
ところが、では銀行カードローンで最短即日振込融資は受けられないのか?といえば、平日であれば可能です。
もし、銀行カードローンでWEB完結契約希望で、振り込み融資での最短即日融資を受ける場合、平日の午前中に申込む事で希望があります。
ただし、審査結果が正午を過ぎても来なかったり、14時までに振り込み手続きが完了できない場合は、最短即日というわけにはいきません。
平日午前中のうちに、カードローン申し込みから契約手続き、振り込み申請まで出来るなら、銀行カードローンでの最短即日振込融資も可能です。
土日祝日の場合は、振り込み業務を行っていないので、銀行カードローンでの最短即日WEB完結は不可能です。
土日祝日にWEB完結契約で最短即日融資を受けるには、特定の消費者金融で、指定の口座を持っている状態でカードローン契約をする必要があります。
その際、消費者金融が指定する口座があることで、365日24時間最短即日振込が受けられることがあります。
WEB完結での最短即日融資に確実性を求めるなら、銀行よりも消費者金融のカードローンを申し込んだ方が良いでしょう。
365日最短即日振り込み融資可能な消費者金融
- プロミス(*要、三井住友銀行またはジャパンネット銀行口座)
- アコム(*要、楽天銀行口座)
- ノーローン(*要、楽天銀行口座)
上記は、特定の銀行口座があることで、午後や夜間、土日祝日に関わらず、最短即日振り込み融資に対応可能なカードローンを扱っている消費者金融となっています。
消費者金融の即日融資は受けやすい?
銀行カードローンでも、申し込みを審査対応可能な平日午前にしたり、自動契約機を上手く使う事で最短即日融資は受けることが出来るのは上述してきた通りです。
ただ、最短即日融資に対応している時間は消費者金融の方が長いです。
というのは、自動契約機があり即日融資が受けやすい銀行カードローンでも、消費者金融と比べると土日祝日の対応可能時間が短いからです。
また、銀行カードローンの場合、契約先の銀行口座があったとしても、365日24時間いつでも最短即日融資を受けられることはほとんどありません。
平日の最短即日融資に関しては、銀行カードローンも消費者金融カードローンもあまり差はないでしょう。
しかし、土日祝日となると、銀行カードローンの場合審査対応時間も自動契約機の営業時間も短くなってしまいます。
以下に比較しやすいよう、銀行と消費者金融の審査対応時間と自動契約機の営業時間を経実と土日祝日に分けて表にしました。
金融機関 |
審査対応時間 |
自動契約機営業時間 |
---|---|---|
三井住友銀行カードローン |
平日:9時〜21時 土日祝日:9時〜21時 |
平日:9時〜21時 土日祝日:9時〜21時 |
三菱東京UFJ銀行カードローン バンクイック |
平日:9時〜20時 土曜・祝日:10時〜18時 日曜:10時〜17時 |
平日:9時〜20時 土曜・祝日:10時〜18時 日曜:10時〜17時 |
新生銀行カードローン レイク |
平日:8時45〜24時 土曜:8時45〜24時 日曜・祝日:8時45〜22時 第三日曜:8時45〜19時 |
平日:8時45〜24時 土曜:8時45〜24時 日曜・祝日:8時45〜22時 第三日曜:8時45〜19時 |
プロミス |
9時〜21時 |
9時〜22時 |
アコム |
9時〜21時 |
8時〜21時 |
モビット |
9時〜21時 |
8時〜22時 |
アイフル |
9時〜21時 |
8時〜22時 |
消費者金融が平日と土日祝日で時間の差がほとんどないところ、銀行の場合は土日祝日で対応時間や営業時間がバラバラになっています。
その様な点を考慮すると、消費者金融の方が即日融資にあたって時間に余裕があるといえるでしょう。
2018年から銀行カードローンは即日融資停止になる!?
2017年9月15日、各新聞社が2018年1月より銀行カードローンが即日融資を停止する方針である事を報じたのをご存知でしょうか?
2018年1月から銀行カードローンを契約する際、警察庁データベースへの照会をする事が審査の流れに加わる予定です。
警察庁データベースへの照会には数日を要する為、実質銀行カードローンでは即日審査・即日融資ともに不可能となります。
何故、カードローン審査で警察庁のデータベースに照会まですることになったかというと、審査をしていたのにも関わらず、反社会勢力の関係者へ貸付をしてしまっていた事実が浮上したからです。
その為、信用情報や属性スコアリンなどの審査の基準が大きく変わるというよりは、より正確な本人確認が銀行カードローン審査でされるようになるといえるでしょう。
2017年5月頃から銀行はカードローンでの過剰過失が指摘され、各行ごとにそれぞれ自主規制が進められています。
2018年からの即日融資停止もその自主規制の一つといえるでしょう。
貸金業法改正後、総量規制により消費者金融カードローンでは年収制限が出来た一方で、銀行カードローンでの貸し付けはそのような法的制限は一切ない状態でした。
また、法改正により貸付制限がされた状態に加え、過払い返還請求により経営が厳しくなった消費者金融を、銀行は保証会社として系列にする事で審査や融資のノウハウを手に入れました。
結果、消費者金融よりも元々低金利であった銀行カードローンは借りられる金額の制限もなく、即日融資にも対応できるようになったのです。
そして、近年では消費者金融よりも銀行の貸付残高の方が高いというデータもあります。
消費者金融は改正貸金業法の総量規制により、貸し過ぎないよう制限が設けられています。
その総量規制が法的に整備されたのは、消費者金融からの借入で多重債務者が増え、社会問題となったことが背景にあります。
今回の銀行カードローン問題も、自己破産者数の割合が増えてきた事の要因として、銀行の過剰貸付を日弁連がしたことが始まりでした。
ただ、自己破産者の内訳をみると、特に銀行カードローンでの破産者が飛びぬけて多いというほどではありません。
総量規制以前の過払い返還請求の期限がそろそろ切れてくる方が多い事も相まって、自己破産者数はここ2〜3年で増えたという説もあります。
その為に、過剰貸付指摘当初は一概に銀行過剰貸付が自己破産者の増加につながったとは言い切れない部分がありました。
しかし、その後で例の反社会勢力関係者への貸付の事例や自身に安定した収入のない専業主婦への百万円単位の貸付といった、銀行カードローン審査の精度を疑わざるを得ない取引情報が出てきたことが過剰貸付が大きく取り上げられることになった決定打といえるでしょう。
過剰貸付の原因はどこにあるのか?
そもそもなぜ銀行カードローンで過剰な貸付が審査で通ってしまったのか?疑問に思う方も少なくないと思います。
銀行カードローンの審査は、保証会社にあたる消費者金融や信販会社がほとんどしているという傾向にあります。
その為、本来の契約先である銀行が、カードローン顧客の与信状態をあまりよく把握していないというが1つ原因として挙げられるでしょう。
もう1つは銀行の審査体制の問題ではなく、経営状況の問題といえます。
少し前に話題になったマイナス金利で、主力である事業ローンや住宅ローンといった大口融資の金利を銀行は下げなくてはいけなくなりました。
それにより、どこかでその部分の利益を補わなければいけなくなったことで、銀行が力を入れたのが金利面で他のローン商品よりも利益率が高いカードローンだったのです。
その点に関しては、銀行の審査がずさん云々というよりは、マイナス金利による副作用も関係してくるといえるでしょう。
ただし、カードローンは保証会社が代位弁済をしてくれる事もあって、あまりにも銀行にとってはリスクが低く美味しい商品になり過ぎたという面は否めません。
カードローン過剰貸付とは多少話がずれますが、アパートローンバブルの崩壊も疑念が寄せられている点も踏まえると、銀行はやはり少しローン商品の仕組みを検討し直す必要があるといえるでしょう。
今年から来年にかけて銀行カードローンは審査・融資スピードも含め、今までの利便性が徐々に削がれていく事は致し方ないといえます。
消費者金融カードローンであれば、今後もスピード融資に対応しているので、急いで借り入れがしたい方はそちらで契約する事をオススメします。