銀行カードローン審査ポイントとは?
カードローンでの借り入れをなるべく利息を抑えてしようと思うと、銀行カードローンを検討することになると思います。
そこで気になるのが、カードローン契約には必ずつきものの審査でしょう。
審査というからには、無事通過する方もいれば、あえなく落ちてしまう方も一定数います。
銀行からお金を借りる。というと、なんだか難しい事のように思えるかもしれません。
すると、銀行カードローン審査は基準が高くて、自分では融資が受けられないのでは?と心配になってしまう方もいるでしょう。
しかし、カードローンは個人向けの少額貸付を簡単にするための金融商品です。
銀行カードローンと事業資金などの借り入れに使う、銀行プロパー融資・保証付き融資は別物です。
銀行プロパー融資での借り入れは確かにハードルが高めとなっていますが、銀行カードローンは与信状態と返済能力が認められれば、審査通過は難なく可能です。
銀行の審査を通過するには?
その為、例え申し込み先に銀行を選んだとしても、それだけで審査ハードルが高くなるという事はありません。
そこで、最初に銀行カードローン審査で、最低限満たしていれば審査通過が難しくないポイントを簡潔に述べておきます。
- カードローンの申し込み条件を満たしている
- 安定した収入(定期的な給与など)は必須
- 加えて勤め先への在籍が確認できる
- 返済滞納や金融事故の経験がない
以上を満たしているなら、1円も借りられずに銀行カードローン審査に落ちるという事はまずないでしょう。
ただし、自分では上記を満たしていると思っても、実際に細かく自身の様々な情報を確認してみるとそうではない事実も出てくる可能性は否めません。
融資を急いでいるなら、ザっと上記の点を自己判断で振り返って、銀行へ申し込みを1度してみるのが良いでしょう。
そうではなく、審査通過の確実に性にこだわりたい!という方は、以下で何故上記のようなポイントが、銀行カードローンで重要かの説明を参考にしていただければ幸いです。
また、「カードローン審査は消費者金融の方が甘い。」などという噂を小耳にはさむこともあるでしょう。
そうなると、早急に借り入れがしたい時には、審査に落ちてお金が借りられないことを危惧して、消費者金融カードローンの契約を優先させた方が良いような気がすると思います。
ところが、銀行カードローンの審査が無条件に消費者金融カードローンの審査より厳しいという事はあり得ません。
銀行カードローンで借りられない人の特徴
そして、消費者金融カードローンなら誰でも審査に通過できるか?といえば、そういう事でもないのです。
銀行へカードローン申し込みをしようが、消費者金融へ申し込みをしようが、カードローン審査に通過出来るかどうかは自分の与信と返済能力によります。
カードローン審査通過が難しい人の特徴
- 無収入または収入が安定していない
- 他社借り入れで返済滞納がある
- 多重債務
- 債務整理中または履歴あり
上記に当てはまる場合は、銀行カードローンは勿論、消費者金融での審査通過も厳しいといえます。
特に、月収のように定期的な収入がなかったり、そもそも無職の場合はカードローン審査に通過することはありません。
基本的には、自身で稼いだ給与が安定的にあることが、カードローン契約の大前提です。
年金も安定した収入として見込んでくれる金融機関もありますが、年金だけよりも多少でも仕事で月給があった方が審査には通過し易いです。
また、20歳未満で成人していない方や70歳以上の方は、大体の金融機関のカードローン申し込み条件から外れてしまうので、その場合も借入は出来ません。
ちなみに、生活保護受給者も無職の方同様、カードローン契約は不可能です。
また、債務整理中はカードローンに申込むだけ無駄ですし、債務整理の記録が信用情報に残っている間(最高5〜10年)も、まず審査通過できないといえます。
ほぼ確実にカードローン審査に通過できないのは、上述の限りですから、当てはまらない方は下記にある審査ポイントを押さえれば、カードローン審査通過も難しくありません。
カードローン審査を何事もなく通過するのに重要なのは、金融機関に「融資をしても大丈夫だ」と判断してもらえる与信と返済能力がある事です。
原則、異動情報の記載、返済遅延や複数申し込み・複数借り入れによる信用の傷などがなければ、借り入れ希望額を少額にすることで審査通過出来る可能性は上がります。
その為、どうしても銀行カードローンで低金利に借りたい!という場合は、借り入れ希望額を最高でも10万円までにする事をオススメします。
複数に申し込みをしたりするよりも、希望額を少なくして返済能力的に余裕を持たせることで、銀行カードローンでの審査通過も厳しくなくなるといえるでしょう。
カードローン審査は信用情報が最重要?属性とは?
与信や返済能力がカードローン審査の結果を左右する!と説明されてもイマイチ何のことかわからないかもしれません。
カードローン審査では、銀行の場合も消費者金融の場合も、お金を貸し付けた顧客がちゃんと返済してくれるかどうかを重要な個人情報を基に判断します。
その判断をする材料として、信用情報と属性という情報が貸付側の金融機関によって精査されます。
信用情報とは、カードローンを含む、ローン契約や金銭が絡む前借契約の履歴が記録されている情報です。
どのような情報が記録されているか、簡潔にまとめると以下の通りです。
信用情報の内容
- 申し込み・契約件数
- 残高(限度枠含む)
- 借り入れ・返済状況
- 金融事故・異動情報の有無
信用情報機関で保管されている情報で、過去から現在までの借り入れ申し込み件数や契約件数、借入残高、返済状況、金融事故などが主に記録される項目となっています。
基本的に、信用情報に金融事故の履歴、異動情報といわれる記録がある場合、ローン契約の類が最高5〜10年間は出来ません。
その為、信用情報に事故情報もしくは異動情報が記載されている間は、銀行カードローン審査にも通過不可能です。
また、過去の借りれ状況に返済遅延や延滞、借入先が嵩んでいる多重債務の状態がみられる場合、「信用情報の傷」があるとされ、審査落ちの可能性が高くなります。
貸付側は審査の際に、申込履歴と借り入れ件数の確認が可能なので、審査に落ちた。という事も信用情報から分かります。
その為、審査落ち後はさらに信用情報の状態が悪くなります。
信用情報に問題がみられなければ、原則、銀行カードローン審査でも通過は難しくありません。
しかし、少しでも信用の傷になるような履歴があると、審査通過の確実性は下がります。
属性とは、簡単にいうと正確な個人情報のことです。
例えば、住所や連絡先、勤務先、家族形態などが挙げられます。
ただ、そこに貸付をするにあたって返済能力があるかどうかを判断するために、勤続年数や年収、職種、就いている役職など、収入に関わる情報が加わります。
属性の内容
- 年齢
- 家族構成
- 職業
- 雇用形態
- 勤務先
- 勤続年数
- 年収及び月収
上記はカードローン審査で必ず属性として点数化(スコアリング)され精査される項目といえます。
ただし、上記の属性項目だけではなく、金融機関によってはもっと細かい情報を精査することもあります。
というのは、属性はカードローン申し込みをする際の、申し込み項目となっており、各金融機関で何に属性審査の重きを置いているかは異なってくるからです。
また、カードローン申し込み項目は、自己申告する情報ですから信用できるかどうかを精査するためにも、情報の正確さが重要です。
その為、偶に高額の借り入れがしたい為に、年収や勤続年数を偽って、嘘の情報でカードローン申し込みをする方がいますが、その場合審査に通過することはありません。
カードローンは無担保・保証人不要の信用貸しなので、申し込みの時点で嘘をつくような信用に値しない方には向きません。
カードローン審査を左右する、与信が信用情報にある記録で見られ、返済能力が属性で判断されます。
カードローン審査の上で、属性にあたる雇用形態や年収という項目は、どこで契約しようと重視される傾向にあります。
また、借り入れ側でも分かりやすい構図で、公務員、正社員、派遣・契約社員、パート・アルバイトの順に審査に有利となっています。
非正規雇用者の場合は、借入額が正社員の方などと比べると少額での契約になることが多いです。
個人事業主や自営業者は、経営状態や資金用途にもよりますが会社などに勤めている方よりも、収入の安定性という点で借り入れがしづらいです。
また、信用情報と属性とでは、信用情報の方が審査上での重要度が高いです。
というのは、信用情報は借り入れ契約者の過去の借り入れの記録ですから、もし、万が一借金を踏み倒していた場合などの重大な貸し倒れリスクがすぐに履歴から分かるからです。
つまり、例え申し分のない規模の会社の正社員や国家公務員として働いており、年収が高かったとしても、信用情報に問題がある場合は審査に通らない可能性が高いといえます。
加えて、金融業界は貸金業法改正時から、過剰貸し付けによる多重債務者を増やさない配慮のある契約をすることに力を入れています。
その為、信用情報を照会した際に、カードローンの他の債務も含む他社借り入れ件数が嵩んでいたり、残高が多すぎる場合には貸付を控えるよう判断します。
では、属性はカードローン審査においておざなりにされるのか?といえば、そうではありません。
銀行には関係ない?総量規制とは?
ただ、属性審査に関しては、銀行カードローンよりも消費者金融カードローンの方がシビアといえるでしょう。
年収制限が法律によって設けられており、その範囲を超える貸付を消費者金融のような貸金業者が顧客にすることは禁止されています。
それは、貸金業法が改正されたときに出来た総量規制という規則が関係しています。
総量規制
- 年収の3分の1以上の借り入れは不可。
- 1社50万円以上借り入れで収入証明書提出。
- 他社借り入れ合わせて100円以上借り入れの場合も収入証明書提出。
総量規制は、貸金業者と個人の間の金銭借用契約に適用される法律です。
銀行カードローンの場合は、貸金業者ではないので総量規制の範囲ではありません。
ところが、消費者金融で借り入れをする場合、絶対に上記の規則を守る必要があります。
すると、上記の内容を見ていただくと分かるように年収という属性が関わってきます。
この法律が適用されない銀行カードローンでは、返済能力が認められれば借り入れ額が年収で制限されることは事実上はないです。
加えて、最高限度額の設定額も銀行カードローンの方が高額となっています。
そのように、消費者金融からの借り入れよりも、銀行からの借り入れは明確な年収制限が定められていないという有利な点があります。
しかし、総量規制や年収が関係ないなら銀行カードローンの方が審査が甘い!という事ではないのは理解しておく必要があります。
一部の低金利銀行カードローンやネット銀行系おまとめローン(例:住信SBIMr.カードローン、東京スター銀行スターワンバンクローンなど)には、貸し付け条件として年収200万円以上という制限が銀行での借り入れでも定められていることがあります。
その場合は、勿論、総量規制対象外の銀行でも金融機関が定める年収を満たしていなくては、借り入れが出来ません。
幸い、大手銀行カードローンや通常のネット銀行カードローンでは年収制限を設けているところが少ないので、一般的な銀行カードローンの借入先に困る事はありません。
消費者金融は、年収の3分の1までしか総量規制により借りられないのは上述の通りです。
ただ、銀行でも基本的には同じくらいの限度額設定になることは多いですし、高額でも年収半分くらいが最高額といえます。
特に、大手銀行カードローンは2017年4月ごろから指摘され始めた過剰貸付の自主規制として、審査で年収制限を設けることを公表しました。
その際、大手銀行カードローン審査で年収制限とされたのは年収の2分の1となっているので、それ以上の金額を借りる事は銀行カードローンであっても難しくなったといえるでしょう。
銀行カードローンは他社借り入れがあっても良いのか?
消費者金融からの借り入れの場合は、総量規制において他社借り入れについても規定があります。
銀行カードローンの場合は、その様に明確に他社借り入れ残高によって何かが左右されることはありません。
ところが、それがイコール銀行カードローンなら他社借り入れがあっても審査通過に問題がないということではありません。
最初の方で、他社での返済や支払いを滞納している方は審査通過が難しいと述べたように、借り入れ件数も多すぎれば審査落ちの原因になります。
基本的に、カードローン契約をするにあたって、借入先は複数ない方が信用情報の状態として評価されます。
逆に、他社借り入れ件数が多数あり残高が嵩んでいる場合は、貸し倒れリスクが高いと判断され、カードローン審査に落ちる可能性が高いです。
銀行カードローンは、他社借り入れ額について法律で言及されていないから、複数ローン契約中でも大丈夫!というわけではないので注意しましょう。
借り入れ件数は多くても2〜3社までに留めてください。
それ以上を超える借り入れ件数の場合は、多重債務になっているので早急に1社でも完済するか、おまとめローンで一本化することをオススメします。
借り入れ件数4社以上の場合、まず消費者金融(大手)でも銀行でも新規借り入れ契約は出来ません。
4〜5社目でも信用情報に返済遅延の記録などがなく、返済に十分な収入がある場合は中小消費者金融から借りられる事もあるかもしれません。
しかし、先述もしたように、借り入れ件数が多い事は信用情報の履歴として良くないです。
加えて、バラバラの借り入れ先に返済をしていることで、利息が嵩みやすく残高もなかなか減っていかないので、完済までに金銭状況が厳しくなる可能性が高いといえます。
借入先を安易に増やすよりは、契約先で限度額の増額をすることをオススメします。
審査のうえで属性と信用情報は切り離せない
銀行カードローンと消費者金融カードローンの審査は、基準や適用される法律に違いはあれど、良い点も悪い点も大きくは同じように判断されます。
その点を踏まえて、カードローン審査に臨んでください。
また、カードローン審査のポイントである信用情報と属性は別物ですが、審査の上で互いに左右することが多いです。
特に、本来はそこまで審査で問題にならないはずだった属性面でのマイナス点が、多く積み重なって信用情報に響いてしまうという事は意外とありがちです。
逆に、属性での雇用形態や年収などは申し分ないのに、信用情報に問題があって審査に通過できないという事もあります。
属性と信用情報どちらが優先されるか?といえば、どうしても信用情報の方がカードローン審査では重要となってきます。
しかし、どちらか一方だけが良い状態であるより、属性と信用情報両方が健全な状態であることが、カードローン審査通過には大切といえるでしょう。
カードローン申し込み項目は属性?申し込みは正確に!
年収や借り入れ件数など、属性と信用情報の精査で重要なポイントは、ほとんどカードローン申し込み時にまず自己申告します。
というのは、カードローンの申し込み項目は基本的な個人情報と、自身で把握している年収や勤続年数、現在の借り入れ件数や残高などが設問として用意されているからです。
ただ、あくまで申し込み内容は借り入れ側の自己申告なので、貸付側の金融機関は申し込み内容だけで審査を行うわけではありません。
申し込み内容に嘘がないか、本人確認書類や必要があれば収入証明書類などの提出書類の確認や勤務先への在籍確認、信用情報の照会をすることが審査です。
その為、カードローン申し込み内容に不備があると、それだけで審査に落ちてしまう事はありませんが、契約手続きがスムーズにいきません。
うっかり情報を間違えた場合は、不備がある指摘の連絡が来て契約手続きが一時的に滞るだけで済みます。
ところが、故意に嘘の情報でカードローン申し込みをした場合は、その時点で審査に落とされる事を覚悟した方が良いといえます。
万が一、カードローン申し込み時は嘘の情報で通過できたとして、その後利用中にバレて利用停止となった。という事例がありますから、下手なことはしないに限ります。
もし、嘘の情報でカードローン審査に通過したとして、その後返済不能になった場合、破産免責がされなくなる可能性があります。
というのは、故意(意図的)に虚偽の内容で金銭を借用することは、免責不許可事由となるからです。
また、カードローン申し込みを不自然に途中で辞退することを繰り返したりするのもやめましょう。
申し込みを仮審査(事前審査)として扱い、その後すぐ本審査として、在籍確認や確認書類の提出をする流れでカードローン審査をする金融機関もあります。
その為、仮審査である申し込みの履歴も信用情報に大きな影響を与えるので、中途半端な申し込みもしないようにしてください。
基本的に、申し込み履歴も信用情報に記録され、カードローン審査に影響を与えます。
あまり、複数に申し込みを一度にしたり、中途離脱を繰り返すと「申し込みブラック」という信用の傷になってしまいます。
申し込み履歴は、信用情報に6ヶ月は記録が残るので、その間に複数カードローン申し込みをするのは避けましょう。
万が一、カードローン審査に落ちてしまった時も、申し込み履歴がなくなるまでは次のカードローンへの申し込みは控えた方が良いです。
信用情報の状態が回復する間に、審査に落ちてしまっあ原因を突き止めて、改善できる点は改善してから、新たにカードローン申し込みをすることをオススメします。
銀行カードローン審査の流れは?
銀行カードローン契約に臨んでも、借り入れが出来そう!という方の為に、銀行カードローン審査もとい契約から融資までの流れも簡単に説明します。
大体どの金融機関でも、カードローン申し込みから審査、その後の融資までの流れに大きな差異はありません。
カードローン契約の流れ
- カードローン申し込みをする。
- 審査結果連絡がくる。
- ローンカードの発行(カードレスの場合はなし)。
- 借り入れ(融資)。
まずは、カードローンに申込まない事には審査の受けようがありません。
ちなみに、カードローン申し込みをする際、金融機関が信用情報の照会をすることに同意をしなくては、契約は出来ません。
そのため、与信審査がないカードローン契約はありません。
また、カードローン申し込みをする時点で、契約に必要な本人確認書類や収入証明書類は準備しておくようにしましょう。
申し込み内容は、審査に関わってくる重要な情報ですから、不備や虚偽の記載がない事が一番大事です。
カードローンは、申し込みの段階から審査が始まっている。という気構えで契約に臨んでください。
時に、カードローン申し込みの際には、借り入れの目的つまり資金用途を入力・記載する項目があります。
何となく生活費という名目が無難に感じ資金用途を生活費にする方は少なくないと思います。
しかし、希望額が高額であるのに資金用途が生活費では不自然です。
また、生活費は一見理にかなっている借り入れの目的に感じられるかもしれませんが、漠然としていて具体性に欠けるので少額での審査通過になる可能性が否めません。
それよりは、家具家電の購入費や引っ越し費用などといったなるべく何に使うお金なのか分かつ資金用途の方が、審査で印象が良いです。
カードローンの申し込み方法は、昨今多様化しており、従来の電話や自動契約機または有人窓口、郵送なども可能ですが、ネットやスマホアプリからの申し込みが一番利便性が高いでしょう。
申し込み方法によって、審査結果の通達方法が変わってきます。
基本的に、ネットやスマホアプリ、電話から申し込みをした場合は、審査結果が電話またはメール連絡で通達されます。
電話での審査結果連絡は、受けそびれるとせっかく審査通過していても、審査落ちになってしまうので注意が必要です。
メールでの審査結果連絡も、しっかり自身で確認をするようにしてください。
金融機関からのカードローン審査結果通達は、電話の場合知らない番号からかかってくるので警戒しがちですが、ちゃんと応答しましょう。
メールの場合も、フィルタリング設定に引っかかって迷惑メール扱いになってしまわないように気を付けてください。
審査に通っていれば、次はローンカードの発行となりますが、カードレス契約をした場合はカード発行は省くことが出来ます。
カードレス契約とは文字通り、カードなしでのローン契約です。
主に、融資は口座振り込みで受け取り、返済は口座振替という形でカードローンの利用をしていく事になり、カードを利用しなくても借り入れ・返済が可能です。
ただし、銀行カードローンの場合は、借り入れ・返済に利用できるカードそのものを完全になくしての契約は出来ません。
その代り、既に口座とキャッシュカードがある銀行をカードローン契約先とするなら、キャッシュカードにローン機能を付帯させて、ローン専用カードの発行をなしにすることは出来ます。
カードレス契約やキャッシュカードでのローン契約でない場合は、ローンカードを自動契約機で発行するか、郵送で受け取る流れとなります。
ローンカードを受け取ったら、ATMから借り入れをして融資の受け取り完了となります。
ローンカードを発行する前に、振り込み融資をしてくれるカードローンもあるので、自身の借り入れ希望条件に合った流れで契約できる金融機関へカードローン申し込みするのが良いといえるでしょう。
銀行カードローンで契約する場合、契約手続き全てをスムーズに進めるなら、既に口座とキャッシュカードがある銀行へキャッシュカード付帯ローン契約をするのがオススメです。
または、口座開設不要で契約可能な銀行カードローンで、ローンカードの発行を自動契約機ですると、銀行カードローンであっても消費者金融それほど差がない早さで借り入れが可能となります。
保証会社が意外と銀行カードローン審査で大事?
ちなみに、最初のカードローン申し込み先の審査で落ちてしまって、滑り止めの借入先を選ぶ時には注意点があります。
また、過去にどこかの金融機関のカードローンで返済の延滞や金融事故を起こしたことがある場合、与信回復後に借り入れを検討する際にも同じ点で注意が必要になります。
それは、カードローン申し込みをする金融機関の保証会社が以前申し込みをした又は借り入れ利用したところとは別の会社であることです。
というのは、カードローンは保証人・担保不要の契約となっているので、本当にそのままの契約では貸付け後、返済がされないと金融機関は非常に困ります。
貸した金額を借り入れ側に持ち逃げされているようなものですから、貸し付け側としては商売道具であるお金が減ってしまいます。
そんな時に金融機関に借り入れ側の返済が滞った分の金額をとりあえず補完してくれるのが、保証会社です。
その為、カードローン契約には大体金融機関が定める保証会社の保証が受けられること。が貸付条件や規約に盛り込まれています。
つまり、保証会社がカードローン申し込み者を保証するかどうかもカードローン審査では問われるのです。
しかも、借り入れ契約者が返済不能になった場合は一時的に肩代わりして金融機関にお金を補完するわけですから、審査の判断にも関わってきます。
すると、以前に問題を起こした顧客などは、データとして残っている可能性があるので、借入先の金融機関は別でも保証会社が同じカードローンに申込んだ場合、審査通過が厳しい可能性が高いです。
そこで、一度でもカードローン審査落ちや借り入れ中の問題があった場合、再度申し込みをする先は慎重に選ぶ必要があるといえるでしょう。
信用情報に記録される異動情報は、最高5〜10年経てば必ず消えます。
しかし、金融機関や保証会社のデータ内の金融事故の履歴などは、いつ消えるか分からない又は消えることがありません。
その様に、金融機関や保証会社の顧客データとして事故情報が消えていない状態を社内ブラックといいます。
異動情報が消えた後なのに、クレジットカードの作成や再度のカードローン契約が出来ない場合は、社内ブラックが原因である可能性が高いです。
銀行カードローンの保証会社は消費者金融?
特に、消費者金融と銀行は審査が完全に別だと思い込んでいる場合は注意です。
銀行カードローンの保証会社は銀行傘下の消費者金融や信販・カード会社が請け負っていることが多いです。
その為、銀行カードローンでは何も問題がなくても、保証会社である消費者金融や信販・カード会社での借り入れ履歴が悪い状態だと、審査に不利になる可能性が否めません。
また、消費者金融や信販・カード会社は、一つの会社がいくつもの銀行など他金融機関の保証会社を担っています。
つまり、どこか1社で問題を起こすと、途端に借入先の選択肢が減る事となります。
過去から現在まで、何かの料金の支払いを滞らせたことがなければ、本来カードローン契約はさほど難しい事ではありません。
しかし、カードローン審査は過去の借り入れ履歴に問題があると、途端に通過がし辛くなってきます。
その点を考えると、初めてカードローン契約をする方より過去に利用していた方の方が、カードローン契約の難易度は高いといえるでしょう。
銀行カードローンの審査を消費者金融がしているなら、審査通過の厳しさは消費者金融カードローンと同じなのでは?と思う方もいるでしょう。
しかし、保証会社としての消費者金融は銀行カードローンで出た貸し倒れ分の代位弁済をする必要があるので、自社カードローンの貸付とは審査基準を別にしています。
その為、消費者金融が保証会社だからといって、銀行カードローンの審査が甘いという事はありません。
銀行で契約した顧客が返済不能になった分だけ保証会社はその金額を銀行に顧客の代わりに立て替えて払わなくてはいけません。
その為、消費者金融は自社の貸付よりも審査ハードルは高く設定しているといえます。
審査が甘い銀行カードローンはないのか?
ここまで銀行カードローン審査に関係することを説明してきましたが、どうしても銀行で借りたいから審査が甘い銀行カードローンが知りたい!という方もいると思います。
しかし、基本的に審査が甘い銀行カードローン、というより誰でも借りられます!といった様な審査がないカードローンは存在しません。
最低限の審査基準は銀行でも消費者金融でも変わらず、信用情報と属性は必ずチェックされますし、それに見合った審査結果がなされます。
その為、他社借入で返済遅延があったり、多重債務であったり、異動情報の履歴があったり、信用情報に問題がある場合は審査落ちの可能性が避けられません
また、カードローンは銀行のものも含め担保・保証人が不要な分、安定した収入がなくては契約できませんから、無収入の場合も審査通過は不可能です。
もし、与信審査なし!債務整理後でも貸付可能!無収入OK!などというようなローンを見つけたとしたら、それは闇金といわれる違法業者といえるでしょう。
闇金から融資を受けても金利は法外に高いですし、強引な取り立てをされる可能性も高いですすから、何も良い事はありません。
安定した収入があり与信状態に大きな問題がなければ、銀行カードローン審査通過もそこまで難しくないので、審査が甘いなどといわれているような怪しい業者を利用するのはやめましょう。
おすすめの銀行カードローンはどこ?
銀行カードローン審査の仕組みは何となくわかったけど、いざ申し込みをしようと思ってもどこに申し込めば良いのか分からない…。という方もいると思います。
ちなみに、審査通過だけを重視するなら銀行カードローンでも上限金利が高めのの所を選ぶと良いでしょう。
というのは、低金利の銀行カードローンと比べて、少し金利が高めの銀行カードローンはその分貸し倒れリスクを見込んで、顧客を獲得する傾向にあるからです。
ただ、特に信用情報に問題がなければ、せっかく銀行カードローンで契約するなら低金利のカードローンがやはりオススメといえます。
以下、当サイトオススメの銀行カードローンを紹介します。
限度額 |
金利 |
口座開設 |
---|---|---|
最大限度額800万円 |
年2.0〜14.0% |
必須 |
*住宅ローン併用で適用金利から-0.5%引き下げが適用されます。
低金利でお金を借りるなら絶対にみずほ銀行カードローンがオススメ!といっても過言ではありません。
というのも、上限金利も下限金利も銀行カードローンの中で特に低金利の設定となっているからです。
その為、100万円以下の少額融資でも、200万円〜300万円といった高額融資でも、みずほ銀行カードローンなら利息があまり嵩まず借りる事が可能といえます。
借り換え・おまとめにも対応しているので、消費者金融から低金利借り換えをするのにもうってつけです。
ただ、みずほ銀行口座がないとカードローン契約できないので、口座を持っていない場合は融資を受け取るまで時間がかかってしまう点に注意してください。
限度額 |
金利 |
口座開設 |
---|---|---|
最高限度額800万円 |
年4.0〜14.5% |
不要 |
口座開設不要で銀行カードローンを契約するなら三井住友銀行カードローンがオススメです。
三井住友銀行は自動契約機も設置しているので、ローンカードの受け取りが郵送に限られません。
その為、銀行カードローンのわりに早く融資を受けられる可能性が高いです。
また、最低返済額が2,000円なので、毎月の返済負担が重くありません。
みずほ銀行カードローンほどではありませんが、三井住友銀行カードローンも十分低金利借り入れが出来ます。
限度額 |
金利 |
口座開設 |
---|---|---|
10万円以上500万円以内 |
年4.0〜14.5% |
必須 |
静岡銀行カードローン セレカは、地方銀行カードローンですが全国からの申し込みに対応しています。
口座開設が必須とはなっていますが、初回融資に限り、借り入れ契約者名義の他金融機関口座へ振り込み融資対応可能です。
その為、口座開設完了前でもローンカードが郵送で届く前でも、融資を受け取ることが出来ます。
また、金利が大手銀行のカードローンとそれほど差がないくらい低金利です。
カードローン借り換え先としての利用も可能ですが、最高限度額が500万円と銀行にしては低めなので、おまとめの場合は他の最高限度額が高めな銀行カードローンの方がオススメといえます。
限度額 |
金利 |
口座開設 |
---|---|---|
最高800万円 |
年1.7〜17.8% |
不要 |
オリックス銀行カードローンはネット銀行のカードローンの中でも人気が高いです。
銀行カードローンにも関わらず口座開設不要で、自前の口座を使って振り込み融資を受けられます。
上限金利は高めですが、限度額100万円以上は年14.8%以下の金利になるので、消費者金融で高額を借りるよりは低金利といえます。
また、クレジットカードのリボ払い残高の借り換え先として利用可能なのもメリットです。
ローンカードが必ず郵送となるので、自宅に郵送物が届くのを避けたい方は、オリックス銀行カードローンでの契約は向きません。
銀行審査通過に自信がないなら消費者金融?
銀行カードローンはやっぱり審査が厳しそう…。
今日中にお金が借りられないと困る!
といった方は、消費者金融カードローンでの契約も検討してみてください。
特に、即日融資希望の場合は、銀行カードローンではなく、消費者金融カードローンの方がオススメです。
審査に関しては、消費者金融カードローンなら銀行審査に落ちても必ず通る!という事はありません。
ただ、金利が消費者金融の方が高い分、多少貸し倒れリスクは考慮してくれる可能性があります。
しかし、異動情報が信用情報に記載されている場合は、銀行は勿論、消費者金融でも審査に落ちることは理解しておきましょう。
当サイトオススメの消費者金融カードローンは以下の通りです。
限度額 |
金利 |
口座開設 |
---|---|---|
最高500万円 |
年4.5〜17.8% |
不要 |
大手消費者金融で一番オススメできるのは、サービスの多様性と金利設定を踏まえてプロミスがダントツです。
金利は銀行カードローン程ではありませんし、他の消費者金融の上限金利と比較して0.2%低いだけですが、全く意味がないわけではありません。
また、初めての契約で最大30日間の無利息サービスがあったり、専用アプリから様々なクーポンが使えたり、プロミスポイントが貯められていたりと他の金融機関のカードローンにはないサービスが充実しています。
加えて、プロミスは審査が最短30分で最短即日融資にも対応可能です。
振込融資の最短10秒というスピードはカードローンの中では最速となっているので、急いで借りたい人にオススメです。
振込対応している金融機関が200行以上あり、カードレス契約にも対応しています。
限度額 |
金利 |
口座開設 |
---|---|---|
最高800万円 |
年3.0〜18.0% |
不要 |
郵送物・電話連絡なしのWEB完結契約が人気のモビットはカードローン契約を内緒でしたい方にオススメです。
ただ、WEB完結契約には社会保険証(又は組合保険証)と三井住友銀行もしくは三菱東京UFJ銀行の口座が必須となっています。
WEB完結ではなくカード発行申し込み契約をするなら、モビットでもカードローン契約をするのに口座は必要ありません。
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