銀行カードローン審査基準や流れは?通過出来ない人の特徴

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勤続年数が短いと審査で不利?

 

勤続年数は、カードローン審査の中の属性審査の内の一つの項目といえます。

 

その為、確かに審査上での評価に影響がありますが、基本的には審査落ちの原因にはなりにくいといえるでしょう。

 

ただし、勤続年数以外の項目でも審査でマイナスに働くような点があると、勤続年数が短い事と相乗して審査結果に大きく影響してくる可能性はゼロではありません。

 

特に、信用情報に返済遅延や他社借入件数が嵩んでいる記録がある場合は、勤続年数でのマイナス点も相まって審査落ちに近づく可能性は高いです。

 

また、勤続年数が短いよりは長い方が、審査結果は良くなります。

 

というのは、勤続年数が長い事は、安定して収入があることの証明になるからです。

 

カードローン審査通過可能な勤続年数は何年?

 

仕事

 

勤続年数は同じ会社で何年働いている。という情報なので、短期で職を転々としている場合は短くなりがちでしょう。

 

では、勤続年数が何年くらいだと審査通過できるか?といえば、最低ラインは半年といえるでしょう。

 

つまり、半年未満の勤続年数の場合は、勤続年数が足を引っ張って審査に落ちる可能性が高いです。

 

半年以上であれば、雇用形態に関係なく安定した収入があることで、審査を通過することは出来るといえます。

 

ただ、勤続年数が半年ちょうどから1年未満くらいの場合、他の審査項目でマイナス点があると、場合によっては審査通過が危うくなってくる可能性が否めません。

 

その為、もっと審査通過の確実性を高めるなら、勤続年数が1年以上になってからカードローン申し込みをした方が良いです。

 

また、確実に勤続年数が審査落ちの原因から外れるのは、3年以上同じ勤務先で働いている場合といえます。

 

勤続年数が3年以上の場合は、寧ろ審査結果にプラスに働く可能性が高いです。

 

勤続年数が長いと貸し付け側としては、顧客が急に離職して収入がなくなってしまう可能性が低いとみなします。

 

カードローン契約では安定した収入が最重要なので、収入が途切れてしまうような可能性は限りなく低い顧客を審査でも優遇するといえるでしょう。

 

加えて、同じ勤務先で長く働いているという事は、昇進による昇給など収入のアップも期待できるため、返済能力が見込めるわけです。

 

勤続年数が短い場合は、そういった返済能力が十分かどうかが判断が付きにくいため、審査で不利になりがちといえます。

 

しかし、勤続年数は確かに属性審査でも重視される項目ですが、短いからといって絶対に審査に落ちてしまうという事はありません。

 

カードローン審査では、信用情報の状態が一番審査結果を左右しますし、属性審査も勤続年数だけではなく年収や雇用形態など様々な項目を精査します。

 

それらを総合的に審査してカードローンで借り入れが可能かどうか決まるので、勤続年数だけを極端に気にする必要はないといえるでしょう。

 

勤続年数が短いと収入証明書が要る?

 

ちなみに、勤続年数が短い方は、本来収入証明書の提出が不要な金額での契約でも、収入証明書が求められる可能性があります。

 

その際に、金融機関から求められた期間分の給与明細書や源泉徴収票などが提出できないと審査に落ちてしまうので、書類の用意をして申し込みをする事をオススメします。

 

特に、申告した年収に対して不自然な年数だったりすると、収入証明書の提出が必要となるので、勤続年数を誤魔化して嘘の申し込みをするのは止めましょう。

 

勤続年数が嘘だとバレた時点で審査に落ちてしまいますし、契約した後にバレた場合は強制解約となってしまいます。

 

収入証明書が給与明細書の場合の注意点

 

勤続年数が1年未満の場合、収入証明書を提出するとなると給与明細書での提出になることが多いでしょう。

 

その際注意したいのが、給与明細書を提出する場合は、適当な月の明細を1つ提出するわけではない点です。

 

特に、アルバイトやパートで時給で給与が変動する方は、少しでも月額が高い時の給与明細を出した方が審査に有利になるかもしれない!と思う事でしょう。

 

しかし、基本的にカードローン審査で収入証明書を給与明細書で提出する場合、直近の2カ月分という指定があります。

 

その為、勤続年数が短いから、せめて給与が良かった時の明細を提出しておこう…といったことは出来ません。

 

その代り、賞与がある場合はその分の明細を提出することで、賞与分も収入として審査してもらえます。

 

勤続年数が1年未満でも、半年以上働いている場合は賞与分の明細書も用意しておくことをオススメします。

 

勤続年数が短くて審査が不安な場合の対策とは?

 

疲れた

 

勤続年数が短くて審査通過が心配な場合は、借り入れ希望額を少額にして申し込む事をオススメします。

 

一般的に、限度額10万円までであれば、審査通過が厳しくありません。

 

10万円の借入であれば、銀行でも消費者金融でもよほど与信状態が悪くない限り審査に落ちることはないといえるでしょう。

 

ただ、銀行カードローンは最低でも10万円が借りられないと審査落ちになってしまいます。

 

その為、もし勤続年数も短く、10万円以下の借入を希望する場合は、消費者金融カードローンへ申し込んでください。

 

また、申し込み額を低くする他にも、あまりにも低金利で貸付条件が良いカードローンは避けるという方法も取れます。

 

低金利設定のカードローンは魅力的ではありますが、その分貸し倒れリスクを取らない傾向が強いです。

 

すると、本来そこまで審査落ちの主な原因にならない筈の勤続年数の短さによって、少額どころか1円も借りられないという可能性が出てきます。

 

じゃあ、勤続年数が短いと消費者金融より低金利な銀行カードローンでは審査通過出来ないんだ…と思うかもしれませんがそれも極端な判断といえるでしょう。

 

銀行カーローンの平均的な金利は年14.0%程です。

 

平均以下の金利設定となっている銀行カードローンの審査では、勤続年数がネックになる可能性が高いといえます。

 

しかし、平均年14.0%より少しでも高めの銀行カードローンなら、勤続年数が短い事で審査落ちになってしまうような事はあまりないでしょう。

 

転職前にカードローン契約した方が良い?

 

勤続年数での評価という点にだけおいていうと、転職もカードローン審査では不利になり易いです。

 

もし、転職したことで年収や役職がアップしたとしても、勤続という面では評価がリセットされてしまうので、安定性に欠けるとして審査で不利になってしまいます。

 

つまり、自分自身としては好条件の転職をしたとしても、カードローン審査では良い風に取られないわけです。

 

その為、もし転職を近々考えている場合は、現在の職のうちにカードローン契約をしてしまった方が良いでしょう。

 

また、契約後に転職した後は、契約した金融機関の会員ページなどから、ちゃんと勤務先などの個人情報の変更を行ってください。

 

故意ではなく、情報の変更を忘れていただけでも、登録情報と本当の情報に齟齬があることで途上与信の際に嘘を付いたとみなされる事があるので、注意しましょう。

 

増額も転職すぐは避けるべき?

 

ちなみに、転職してすぐの新規カードローン契約も審査が微妙なのに加え、増額もなるべく控えた方が良いでしょう。

 

限度額を増額する場合も、新規契約時と同じように審査がされるので、勤続年数は長いに越したことがありません。

 

また、増額の場合は借りられる金額の枠を増やすわけなので、出来るだけ勤続年数は長い状態のまま申し込んだ方が良いといえます。

 

少額の借り入れの場合は、勤続年数はそこまで問題視されませんが、増額のように高額の融資を希望する場合は大事なポイントになる可能性が高いです。